「声優・上坂すみれと読書会」イベントレポート&コメント公開!

5月末に開催された、小学館カルチャーライブ主催の「声優・上坂すみれとオンライン読書会」イベントレポートが到着!
上坂すみれさんのイベント後インタビュー、スペシャルショットも大公開!

 「声優×読書会」は、小学館が主催するカルチャーイベントの人気シリーズ。脚本という活字を、読み解き、独自の解釈で演じるプロである“声優”を講師にお迎えし、ご自身セレクトの課題図書……名作文学から漫画に至るまで……について、参加者とも感想を交わし、読書の楽しさを再発見しようというイベントだ。これまでに、木村良平さん・浪川大輔さん・古谷徹さん・吉野裕行さん(オンライン開催)が出演し、大きな話題となった。

 そして今年5月末には、唯一無二の声優アーティストとして活躍する、上坂すみれさんを講師にお迎え!!イベントは、昼の部と夜の部の2回開催。それぞれ、上坂さんご自身がセレクトした課題図書『董白伝~魔王令嬢から始める三国志~』、『下妻物語』を取り上げた。

 まずは、”読書“にまつわるフリートークのコーナー。
アニメや映画・文学にまで造詣の深い上坂さんだけに、話題に上る書籍のジャンルも種々多様!はじめに、「今読んでいる、私物の本」として、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を紹介。記憶に残っている読書体験は…という質問には、「子供の頃から、『桃太郎』を読めば、倒された鬼の方を心配してしまったり…正義じゃない方に肩入れする性質が備わっていた気がします。それ故に、ミステリーなど、闇の気配のある作品に興味を持つことが多かったですね。赤川次郎先生の作品などを、小中学生の頃から読んでいました。」と、ご自身の幼少期からの性質も交えて答えてくださった。

 次に、課題作品について掘り下げるコーナー。
第1部では、『董白伝』著者の伊崎喬助氏と、「ガガガ文庫」担当編集がトークに参加。『三国志』の世界に、非力な幼女の姿で転生してしまう主人公にご自身を重ねて、「いざ転生してピンチになったら…貂蝉様のように、色仕掛けでなんとかします!」と意気込む上坂さん。
第2部では、『下妻物語』当時の担当編集が参加し、『下妻物語』誕生の舞台裏、映画化に至るまでの超貴重な資料まで披露!『下妻物語』が大好きという上坂さんは、その場で資料を熟読するほどの驚喜ぶり!

 最後のコーナーでは、『董白伝』『下妻物語』をたっぷり朗読!
小説上に登場するさまざまなキャラクターから地の文章まで、お一人のみで演じ分けてくださった。

イベント終了直後、上坂さんにインタビューを実施!!
本イベントの感想を熱く語ってくれた!

―――本日のイベントの感想と、このイベントのご依頼を受けていただいた際、どんな印象を持たれたかを教えてください。
上坂:この読書会イベントについては、これまでにも声優の方が出演していらしたのを知っていて、私も出演したいなぁと思っていましたので、とても嬉しかったです。
好きな本をテーマに、朗読とトークができるイベントということで…私のためのイベントというか…趣味三昧というか(笑)。
なかなか、人前で朗読をする機会もありませんので、それもいい機会で、充実したイベントになりました。
見てくださった方も、「いつもと違う本の選び方をしてみよう」「次はこの本を読んでみよう」と思っていただけたら嬉しいです。

そして…今回はオンラインでしたが、いつか会場でのリアルイベントが開催できるようになったら、またリアルイベントでもやってみたいですね。他にも好きな本がたくさんありますので、「●●な本特集」といったテーマを設定しても楽しそうだなと思いました。

―――どんな話題や、お客さまからの質問が印象に残っていますか?
上坂:本について話したいことは、まだまだ無限にありますね。もっと現物をたくさん持ってきて、ご紹介したかったくらいです。
あと、『下妻物語』は名シーンがとても多いので、『下妻物語』の朗読だけで1時間45分かかってもいいくらいに感じました!

―――このイベントに参加してくださった方へのメッセージをお願いいたします。
上坂:イベントに参加してくださって、ありがとうございます。
私は元々読書が好きで、フリートークでも話題にすることがあるのですが、“本だけ”について話すことは新鮮でした。
自分の読書傾向について、自分で考えてみたことってこれまで、あまりなかったのですが…皆さんからいただいた質問やコメントで、「ああ、私って最初から、ちょっと斜めに読書をしていたんだなぁ…」ということに気付かされました。読書経験を振り返る中で、「自分が人生をどこで間違えたか」…なんてことを発見することもできました(笑)。
本当に、皆さんと一緒に本を読んでいるような気分に浸れて、とても楽しい時間になりました。

―――このイベントに参加できなかった方へのメッセージをお願いいたします。
上坂:そうですね…「一人の友達より、十冊の本。」…という言葉に集約されるイベントでした(笑)。

 「声優×読書会」は、今後もシリーズ開催予定なので、公式サイトやTwitterを要チェック!!
また、小学館カルチャーライブでは、さまざまな道のプロフェッショナルを講師にお迎えしたイベントをゾクゾク開催中なので、ぜひ、あなたの好奇心をくすぐるイベントに参加してみて!

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