漫画家本vol.12!稀代の絵師・池上遼一氏のできるまで!!

水木しげる氏がスカウト!! アシスタント先の水木プロに、つげ義春氏!?
めっちゃくちゃディープな日本漫画史を語り継ぐ『池上遼一本』!!
稀代の絵師・池上遼一氏ができあがるまでを徹底解明!!

 1944年生まれの現役劇画家・池上遼一氏。
漫画家本第12弾『池上遼一本』はこの稀代の絵師・池上遼一氏が、なぜ漫画家に、いつどこで誰とどうやって巡り会い、どういう経緯で日本を代表する漫画家として、今もなお描き続けているのか、その課程に肉薄する、まるごと1冊「池上遼一解体新書」。
 『男組』『傷追い人』『クライングフリーマン』『サンクチュアリ』『HEAT』など、次々と注目作を世に送り出してきた池上氏の出身は福井県越前市。収録されたロングインタビューでは1男3女の長男として生まれ、若かりし頃から漫画家を目指そうと思ったきっかけは、少年雑誌の読者欄に「漫画家になってヒット作を描けば、風呂付きの家が建つ」と書いてあったからと明かす。さらに今年、故郷で開催された原画展会期中に行われた講演会「劇画家 池上遼一ができるまで」の講演録を収録。このほかにも熱狂的なファンでもある高橋留美子氏の巻頭インタビュー、原作者の雁屋哲氏、工藤かずや氏、史村翔氏からの寄稿、美麗イラストギャラリーなども掲載。まずは池上氏のインタビューや講演録に目を通したあと、復刻掲載されている水木しげる氏『漫画狂の詩──池上遼一伝』、勝又進氏『ある日の池上一家』、藤原芳秀氏による描き下ろしコミックエッセイ『池プロのころ』を読めば、劇画家・池上遼一氏ができあがるまでの日本漫画界の一幕が思う存分味わえる。その上、未発表作『暗殺』に、自選初期作品『白い液体』で池上遼一フルコースが完成。略歴や代表作などの資料も充実。

 その人気、日本だけに留まらず、北米や欧州でも独特の色香を放つ池上氏の描くキャラクターたちは根強い人気を持つ。立ち居振る舞いそれだけでも目を惹き、説得力と存在意義を醸し出す彼らが、どうやって生み出されたのか?本書で明らかにされた池上氏の多くの人と多くの書物との出会いにこそ、その秘密があるのかもしれない。ファン垂涎のお宝本誕生!!

商品概要は以下のとおり。
漫画家本vol.12『池上遼一本』
判型:A5判/226ページ
定価:本体1300円+税

■漫画家本vol.12『池上遼一本』の試し読みはコチラ
http://shogakukan.tameshiyo.me/9784091294623