わるいあね 1

- 内容紹介
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かつて私は、実の弟を誘拐した。 植物館の職員として隠れるように生活していた
大森日向子のもとに、突然、弟の夏樹が姿を現した。
七年ぶりの再会により、胸に蘇る耐えがたき痛み。
私はかつて、この弟を誘拐したーー
あの時抱いた、甘く危険な感情。
少年ではなく「男」になった弟。
私たちは、禁忌を前に立ちすくむ。
新鋭が繊細に描き出す、情念と愛の物語。
- 編集者からのおすすめ情報
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Twitterで発表した短編『きりのふえ』が大きな話題となった著者・三輪まこと氏による、待望の初長編連載作品がついにコミックスで登場です!
姉と弟による、決して深入りしてはいけないスリリングな関係を、大胆かつ湿度の高い描写で描き切っています。ぜひご一読ください!