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浮浪雲 53

浮浪雲 53
定価 556円(税込)
発売日 1995/03/30
ISBN 9784091833433
判型 B6
216頁
内容紹介
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。 ▼第1話/一銭に泣く▼第2話/ひつじが百匹▼第3話/春の雨▼第4話/すきま風▼第5話/ひと粒の米▼第6話/清吉▼第7話/ポカンポカン▼第8話/不安酒▼第9話/うらみとつらみ▼第10話/まま父 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/病気の息子のために食べ物をわけてもらおうと町へ出た男。世の中には親切な人がいると信じていたのだが、誰も男を相手にしてくれない。男は通りがかりの旦那に懇願するが、ふとしたはずみからその旦那を殺してしまう(第1話)。▼身の回りで起こる災難やら病気が不安で最近どうも不眠症気味の新之助は、同じような状態のカメと一緒に渋沢先生を訪ねる。渋沢先生の教えてくれた、災難を逃れる方法とは?(第2話)。▼病気の母のために、万寿様への七日まいりをはじめた少女。危険な夜道を行く少女に浮浪雲は、岡っ引きの千蔵親分をうまくだまして、護衛役にしてしまう(第3話)。

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