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浮浪雲 8

浮浪雲 8
定価 556円(税込)
発売日 1977/05/31
ISBN 9784091800589
判型 B6
242頁
内容紹介
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。 ▼第1話/ほんとにいい男▼第2話/うつくしい世界▼第3話/私恋愛論▼第4話/花一輪▼第5話/未解決黒頭巾▼第6話/こすにこされぬ▼第7話/馬鹿者たち▼第8話/雪やど▼第9話/一本松少年隊▼第10話/幻の邪魔台国 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/「世の中にいい人なんていない」と言いきる浮浪雲。これを聞いて、始めはこの考えを受け入れていた新之助だったが、病人から診察料も取らずに忙しく駆けずり回る医者の松月庵先生を見て、この考えに疑問を持ち始める(第1話)。▼2年前に病気で死んだ友だちの命日に、海にたたずみ一緒に遊んだ頃のことを思い出す新之助。若くして死んだ福之進と、新之助との友情を通して、「友だち」の大切さや人間の結びつきのありかたが語られる(第2話)。▼新之助が青田師範の家に遊びにいくと、部屋は綺麗に片付き、かんざしやら腰巻きやらがあったりと、なにやら女の気配がする。積極的で、けなげな彼女にぞっこんの青田師範。困っているという彼女を、全てをなげうってでも助けようとする師範だったが……(第3話)

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